元本払戻金とは

元本払戻金(がんぽんはらいもどしきん)は、投資信託の分配金のうち、課税されない部分を指します。これは「特別分配金」とも呼ばれ、投資した元本の一部払い戻しに相当するものです。元本払戻金の主な特徴は以下の通りです:

  1. 非課税扱い:元本払戻金は投資した元本の一部返還とみなされるため、課税対象とはなりません
  2. 個別元本との関係:分配後の基準価額が投資家の個別元本を下回っている場合、その差額が元本払戻金となります
  3. 個別元本の修正:元本払戻金を受け取ると、その金額だけ個別元本が減少します
  4. 普通分配金との違い:分配金のうち、課税対象となる部分は「普通分配金」と呼ばれ、元本払戻金とは区別されます

投資信託の分配金が元本払戻金になるかどうかは、各投資家の個別元本と分配時の基準価額によって決まります。そのため、同じファンドでも投資家によって普通分配金と元本払戻金の割合が異なる場合があります。元本払戻金の仕組みは、投資信託の税金面での特徴の一つであり、投資家にとっては税金面でのメリットとなる可能性があります。

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