時価総額加重型と株価平均型の違い

回答

時価総額加重型と株価平均型の違いは、株価指数の計算方法にあります。

時価総額加重型

  • 定義: 株価指数を構成する各銘柄の時価総額に基づいて、その銘柄の指数における重みを決定する方式です。時価総額は、株価に発行済株式数を掛け合わせて算出されます.
  • 特徴: 大型株の影響が大きくなりやすく、株式市場全体の動向をより正確に反映することができます。多くの株価指数(例: 東証株価指数、S&P 500)がこの方式を採用しています.
  • 利点と欠点: 市場の実勢を反映しやすい一方で、時価総額の大きい銘柄が過剰に影響を与える可能性があります.
  • 1968年1月4日の終値を100として計算される

株価平均型

  • 定義: 構成銘柄の株価の単純平均を算出する方式です。代表的な例として、日経平均株価やダウ平均株価があります.
  • 特徴: 各銘柄の株価が指数に均等に影響を与えるため、値がさ株(株価が高い銘柄)の動きが指数に大きく影響します.
  • 利点と欠点: 計算が簡単で理解しやすいが、値がさ株の変動が指数全体に大きく影響するため、必ずしも市場全体の動向を正確に反映しないことがあります.

これらの違いにより、投資家は自分の投資スタイルや目的に応じて、どちらの指数を基準にするかを選ぶことができます。

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